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初めてのアナル

2008/03/17(月) 00:15:44
一生懸命に、彼のものを舐める。
彼に教わった通りに、道具を動かす。
手、舌、唇が、わたしの持つ道具。
袋の方にも舌を這わせ、睾丸をそっと吸い込んで、口の中で遊ばせる…。
根元から舐め上げて、先端部で舌を蛇の様にちろちろと動かす…。

彼が、呻く。

  すげぇ…。
  並みの男なら、我慢できんぞ。
  きっとすぐに逝っちまうだろうな…。


彼の言葉の端々に、他の男にわたしを使わせたいという願望を感じてしまう。
他の男に使われて…口であっと言う間に逝かせられたら、わたしはきっと、わたしをそう仕込んだ彼を、誇らしく思うに違いない。


彼が、コンドームを手にした。

  え、コンドーム…?

ニヤリと笑う彼。

  こいつにはちゃんと使い道を考えてあるんだ。
  立て。
  後ろから挿れてやる。


まさか…。
胸を過ぎる一抹の…これは、不安ではない。
明らかに、期待だった。

彼は、いつもいきなりわたしに挿入する。
けれどもそれで、わたしが痛みを感じる事はない。
彼のものが入って来た途端に、いつも自分が噴き出す様に濡れるのが判る。
それに、彼を舐めてから挿れられる時は、わたしも常に充分に潤っている。
その後に、そこにもたらされる悦楽を、わたしの身体が知っているのだろう…。

立ち上がり、ベッドに手をついて、彼を待つ。
彼が、後ろから入って来て、突き上げる。
わたしは、喘ぐ。
漏れる声は、悲鳴のよう。
一番深いところまで、彼に突き入れられて、髪を振り乱して悶え狂う。

アナルに、ひんやりとした感覚。
やはり、アナルを使う気だったのか…。
たちどころに冷静なわたしが出現する。
下剤を使ってきておいて、良かった。
わたしの声に、獣の様な響きが混ざる。
感じるのは、異物感。
それ以上でもそれ以下でもない感覚。
アナルよりも、彼のペニスが食い込んでいる感覚の方が、わたしを狂わせている。
子宮にまで届き、がつん、がつんと突き破られそうな、痛みと紙一重の快感。
激しい痙攣が、全身を襲う。
自分が、深く達し始めたのを知る。
声が途切れ…身体が仰け反り…意識が拡散していく…。

四肢から力の抜けたわたしを、彼がすぐにベッドに抱え上げた。
深い絶頂の余韻で、まだ身体がびくん、びくんと痙攣する。
朦朧としたわたしの視界に、彼が指にはめたコンドームを剥がし、ゴミ箱に捨てている光景が入った。
汚れていなければ良いのだけれど…。
ぼんやりと考える。
彼がわたしの横に寝そべり、穏やかな笑顔で頭を撫でてくれる。

  すげぇよお前。
  痛がりもしない。
  それどころか逝くなんてな。


  逝ったのは…突かれていたから…。
  指、入れたの…?


  ああ、中指の、第二関節までスルっと入った。

  うそ?

わたしは驚いた。

  第二関節って…ここ、だよね?

  ああ。
  解そうと思ったら、あっさり入った。
  驚いたぞ。


  …ここまで、入ったの…?

  すごいぞお前。
  すごいポテンシャルだ。


ポテンシャル。
わたしは車か。
くすっと笑った後、あくまでわたしをモノと見なしている彼の視点に気付き、ぞくっとした。

  これから毎回、アナル調教するぞ。
  次は指を2本入れてやる。
  この調子なら、俺のチンポもきっとすぐに入る。


彼はとても嬉しそうだ。

  お前の穴全てが、俺に使われるんだ。
  どんな気分だ?


突然、その声に混じる酷薄な色。

  …早く、全部使われたい…。

嬉しかった。
日一日と、彼を悦ばせる玩具になっていく自分が、とても、嬉しかった。