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7回目の逢瀬

2008/03/05(水) 19:15:44
  最近、パターン化してきてるからな。
  今日は趣向を変えていくぞ。


待ち合わせ場所で助手席に滑り込むなり、彼は満面の笑みでそう言った。
彼の、屈託のない笑顔が、わたしは大好きだ。
わたしを使うのが愉しくてしょうがないという事が、よく判るからだ。

いつものラブホテルに入る。
ベッドのヘッド部が、格子になっている部屋が空いていた。

  お、ここにしよう。

  やっぱり…そこを選ぶだろうなって気がしてた。

  判ってるじゃないか。

悪戯っぽく笑う彼。
わたしをベッドに縛り付けて遊びたい…というのは、彼が常々口にしていた願望だったから…。

部屋に入ると、いつもの様にわたしは彼にしがみ付く。
彼もわたしを抱き締めて、キスをしてくれる。
絡みつく舌…。
舐め回される唇…。
そして、背中を這い回る、彼の大きな手…。
わたしが既に蕩けている事を証明する様に、ヴァギナが潤っていく…。

  さて…と…。
  まずは舐めて貰おうか。


わたしは頷いて、彼の靴下とズボン、パンツを脱がせた。
彼も、わたしの下半身を露出させる。
そのままソファに座る彼の前に跪き、ペニスを口に含んだ。

まだ柔らかい部分の残るペニスを全部口の中に入れ、舌を使う。
彼のものに、みるみる力が漲っていく。

  気持ちいい…

彼は感想を言ってくれるから、それが嬉しい。
一生懸命に舌と唇と手を動かしていたら、彼のものは口に入り切らない程、怒張する。
全部を味わいたくて、喉の奥に、奥に、飲み込もうとするけれど、どうしても喉を通ってくれない。
彼の手がわたしの頭を押さえる。
息が詰まる。
嘔吐感がせり上がってくる。
目に涙が滲み、鼻水が出てくる。
苦しい。
でも、嬉しい…。

噎せ込んだわたしの頭を、彼が解放した。
そしてわたしを立たせ、後ろを向かせた。
わたしはベッドに手をつき、彼が入ってくるのを待つ…。

  あ、あ、ああああーーーーっ!!

いきなり奥まで突き立てられた。
彼が激しく動く。
わたしも彼に動きを合わせる。
彼の手がわたしのどこを触っているのか、それすら判らない程、わたしの意識は彼のペニスだけを感じている。

  すげぇ…気持ちいい…

  あっあっあたしもっ気持ちいいっ…!

ふと、脳裏を過ぎる夫やSさんの顔…。
夫は、わたしが後ろからされるのが大好きだと、知っていただろうか。
Sさんは、わたしを抱いて「気持ちいい」と言ってくれるだろうか…。

そんな事を頭の隅で考えながら彼に突かれて、わたしは逝ってしまう。
何度も、何度も、逝ってしまう。

全身から力が抜け、わたしはがっくりと座り込んでしまった。

  おいおい、もうギブアップか。

彼が、笑った。