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わたしが、わたしの好きな様に生きていく為の選択肢が、何故デリヘルなのか。
それはやはり、わたしの
注意欠陥障害と、深く関係がある。
一昨年、わたしは彼と、ダイエットすると約束した。
そして、一昨年から去年にかけて、本格的にダイエットを始めた。
いっときは、順調だった。
けれども、あともう少しで目標体重になる…という時に、事態が変化した。
仕事の派遣先が変わり、日常的に、掃除をしなければならなくなったのだ。
もっとも、普通の事務員をやるのであれば、掃除は、仕事内容に当然組み込まれるべき事だ。
それまでの派遣先は、わたしに出来る範囲の掃除内容でも文句を言われる事は無かったが、次の派遣先の長は、少し潔癖なところのある人だった。
毎日の様に、あそこを掃除して、ここの掃除が出来ていない…と、言われる様になった。
それまでのわたしの頭の中は、仕事の段取りと、ダイエットの為の行動の段取りを、組み立てていれば良かった。
そこに今度は、文句を言われない為の掃除…という、わたしの天敵と言っても良い段取りを、組み込まなくてはならなくなった。
わたしの脳はオーバーフローし、ダイエットに関する事を、考えられなくなった。
そして、実にあっけなく、リバウンド…。
去年中に、目標体重への到達とその維持が出来なかった場合は、わたしを棄てると言っていた彼が、言葉通りにしなかった理由は、簡単だ。
今、彼が気に入っているゲームの、対戦相手に困るからである。
わたしを縛ったり鞭打ったりして遊びたいという欲求は、完全に失せたと言い、セックスの回数までも、減っていった。
家を失う日程がはっきりと決まった頃、わたしは、掃除掃除と言われ続けた事も手伝って、かなり精神状態を悪くしていた。
もうこれ以上、今の仕事をしながら、新しい家を探して引越しして…という苦境を乗り越える事は不可能だと判断し、派遣契約を更新せず、失業者となった。
困った事になったけれど、きっと親戚が助けてくれるに違いない、という甘えや期待は、あっさりと打ち砕かれた。
そうなって初めて泡を食い、オロオロとして泣き付いたわたしに、彼は言った。
自分に正直に、やりたい事をやって生きろ、と…。
わたしは、思案した。
まずはやはり、彼と共にいる事。
次に、犬や猫と暮らせる環境。
これは、今の生活から失いたくない。
そして、やりたい事は、お金を稼ぐ事と、彼が喜んで遊びたくなる様な身体になる事…。
ならば…。
体型と美容に気を配り、彼好みの女になる事を、いっそ仕事にしてしまってはどうだろう。
そうすればわたしは、常にダイエットの事を最優先で考えていていい生活が、出来る。
それに、風俗ならば、事務職などよりは短い拘束時間で同じだけの金額を稼げるだろうから、ダイエット以外の事をしたい時間も、多く取れそうだ…。
そんな事を考えていた時、彼が、言った。
お前、次の仕事、デリヘルなんかどうだ?
今のままじゃ売れんだろうから、
ダイエットもしなきゃならんし、
稼ぎも普通の仕事よりいいだろう。
一石二鳥なんじゃねえの?本当に、何と言うタイミングだろう。
どうしてこの人は、常に絶妙のタイミングで、わたしの背中を押してくれるのだろう。
それ、わたしも考えてた。
やってみていい? おう、やれよ。
やって、エロくてイイ女になれ。
お前がどんな風に変わるか、愉しみだぜ。決心は、ついた。
念の為、カウンセラーさんにもこの決意を話してみた。
そうしたら、
前のエントリーの様な事を言われたのだ。
こうしてわたしは、熟女デリヘルで働く事になった。
職業は、女。
女であり続ける事…。