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2009/10/07(水) 03:18:15
嫌いになりたくないのに。
軽蔑したくないのに。
そう考えた時は、既に相手に嫌悪と軽蔑を感じているという事だ。
それが、私には、とても残念でしょうがない。
2009/10/19(月) 14:59:20
メッセンジャーで、久しぶりに会話する。
お久しぶり。
お久。お前、元気なのかよ?
たまには出て来ねーと心配するだろうが!
あ…ごめん。
どうしてるんだよ?
ん~…あの件ね、結局こうなったの。
えーー!
そんな事になってたのか!
…この人は、何故、今初めて聞いた様な反応をしているのだろう?
今まで、その件は、何度も相談していた事なのに。
仕事してんのかよ?
続けてるよ。
まだ契約期間中じゃん。
あー、そかそか、そーだったっけ。
…この人、わたしの仕事の事も、忘れているんだ…。
メールで、電話で、メッセンジャーで。
ひたすらわたしの事を、心配している心配している、と、連呼する割に、わたしの話した内容は、殆ど憶えていない…。
こんな事が重なり続けると、この人は、本気でわたしの事を心配しているのではなく、わたしの事を心配している善良な自分を再確認したくて、心配だ心配だと言っているだけなのだな…と、感じてしまう。
そんな状態で、お前、
彼とどこでセックスしてんだよ?
…そのくせ、人の立ち入った事情を聞き出す事には余念が無い。
打ち明け話をされる自分、他人に信頼されている自分を、感じたいのだろう。
そっかそっか。
彼とは続いてるんだな。
これで彼が、お前を貸し出すなんて事言わなきゃ
俺もすっかり安心出来るんだがなぁ。
…そんな事だけは、しっかりと憶えているらしい。
言った本人の彼も、言われた本人のわたしも、もうすっかり忘れていたのに。
会話は、続く。
苛立ちが、募る。
この人がわたしを気にかけるのは、己の善良さや人情の篤さを再確認し、己を好きになる為。
その為に、わたしを利用している…と、感じてしまうからだ。
この人が居なかったら、わたしは、自分の中の被虐嗜好を自覚する事は無かった。
被虐嗜好の自覚が無かったら、わたしは、彼とめぐり逢っていなかった。
だから、この人を嫌悪し、軽蔑してはいけない…。
そう自分に言い聞かせてきたけれど、それももう、限界に達しつつある。
そしてわたしは、そんな、恩知らずな自分を、嫌悪する…。
2009/10/22(木) 14:10:37
前のエントリーを読んだ、Sからの反応。
よほど腹に据えかねたのだろう。
謝罪の言葉もあったけれども、
この最初のひと言で、
私の中で闇が新たな燃料を投下され、
噴き上がり、暴れ始める。
とことん理解出来ていないのか、
それとも意図的なのか…。
奇しくもこの日、私の常用する薬に、
新たな副作用の可能性が、
発見されたと報道があった。
Sからは、事あるごとに、
薬を止める様に言われていた。
SNSで、早速Sが、その薬のニュースで
日記を書いていた。
まるで、私のこの憤りは、
薬の副作用に過ぎないと
言わんばかりに感じた。
更に…SNSでSは、SM診断の結果を公表していた。
最高のドS、との結果だった。
この手の診断では必ずサディスト最高得点を得るという事は、Sの自慢のひとつだった。
俺はドSだよんww
でも俺って性的にはノーマルだからwww
お前の彼は、精神異常者だ。
今まで散々聞かされていた、言葉。
どう判断してどう消化すればよいのかと、翻弄され続けた言葉。
それを、何故、このタイミングでそんな診断結果を見せる?
SNSでは繋がったままの私が目にする可能性なんて考えていなかっただけなのか、それともこれもやはり意図的なのか。
SNSのフレンドリストから、Sを削除する。
Sは、確かに、サディストなのだろう。
それも、肉体ではなく、相手の精神を徹底的に破壊し、完膚なきまでに叩き潰し破滅させる事を最終目的としているサディスト。
そう考えれば今までの言動全てに得心がいくと思う。
その一方で、私の考えすぎ、性格が、精神が、思考が、捻じ曲がっているだけだとも思う。
こんな心理状態そのものが、私が自覚していない薬の副作用なのかと思う。
でも、薬がなければ私は、呼吸し瞬きする屍のままだったと思う。
Sの言葉に持ち上げられ、全てをすっかり晒してしまった己に対する自己嫌悪で目が眩む。呼吸が詰まる。
過去の自分を抹消してしまいたいと思う。
存在する事をやめたいと思う。
でも出来ない。
妹が居る。
それに、Sの行為の成果のひとりに名を連ねるのも嫌だ。
もっともこんな文章をここに書き殴る事、それ自体、ここの存在を知るSには、この上ない悦楽となるのかも知れない。
けれども私は、これしか出来ない。
こうする事でしか、私は、自分を、取り戻せない。