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限界

2009/10/19(月) 14:59:20
メッセンジャーで、久しぶりに会話する。

  お久しぶり。

  お久。お前、元気なのかよ?
  たまには出て来ねーと心配するだろうが!

  あ…ごめん。

  どうしてるんだよ?

  ん~…あの件ね、結局こうなったの。

  えーー!
  そんな事になってたのか!

…この人は、何故、今初めて聞いた様な反応をしているのだろう?
今まで、その件は、何度も相談していた事なのに。

  仕事してんのかよ?

  続けてるよ。
  まだ契約期間中じゃん。


  あー、そかそか、そーだったっけ。

…この人、わたしの仕事の事も、忘れているんだ…。

メールで、電話で、メッセンジャーで。
ひたすらわたしの事を、心配している心配している、と、連呼する割に、わたしの話した内容は、殆ど憶えていない…。

こんな事が重なり続けると、この人は、本気でわたしの事を心配しているのではなく、わたしの事を心配している善良な自分を再確認したくて、心配だ心配だと言っているだけなのだな…と、感じてしまう。

  そんな状態で、お前、
  彼とどこでセックスしてんだよ?

…そのくせ、人の立ち入った事情を聞き出す事には余念が無い。
打ち明け話をされる自分、他人に信頼されている自分を、感じたいのだろう。

  そっかそっか。
  彼とは続いてるんだな。
  これで彼が、お前を貸し出すなんて事言わなきゃ
  俺もすっかり安心出来るんだがなぁ。

…そんな事だけは、しっかりと憶えているらしい。
言った本人の彼も、言われた本人のわたしも、もうすっかり忘れていたのに。

会話は、続く。
苛立ちが、募る。

この人がわたしを気にかけるのは、己の善良さや人情の篤さを再確認し、己を好きになる為。
その為に、わたしを利用している…と、感じてしまうからだ。


この人が居なかったら、わたしは、自分の中の被虐嗜好を自覚する事は無かった。
被虐嗜好の自覚が無かったら、わたしは、彼とめぐり逢っていなかった。

だから、この人を嫌悪し、軽蔑してはいけない…。
そう自分に言い聞かせてきたけれど、それももう、限界に達しつつある。

そしてわたしは、そんな、恩知らずな自分を、嫌悪する…。





コメント

はじめまして。画像以上に読み応えのあるブログにお邪魔しています。赤裸々な文章が目に留まりました。ご迷惑なら削除くださいまし。傷心なご胸中の際のコメントも大変失礼いたしました。

Primavera silenziosa☆さんへ

初めまして。
コメント、ありがとうございます。
こんな拙いBlogが、お暇潰しのお役に立てましたなら、幸いです。
そちらのBlogにも、ゆっくりお邪魔して読ませていただきますね。
また覗いてやってくださいませ。

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鍵コメさんへ

ご心配おかけして、すみませんでした。
ありがとうございます…。

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