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初めてのとき

2008/01/07(月) 12:24:49
昨日、彼に初めて逢った。
そして、抱かれた。

出会い系サイトで逢った人に抱かれる…。
以前の自分からは、考えられない事だ。
それでもそれを実現させてしまったわたしは、それだけ、性的欲求を満足させる事に飢えていたのだろう。

彼の、ちょっと普通でないプロフィールに惹かれ、メッセージを送った。
色好い返事があったら、この人に抱かれる事になるだろうという、予感めいたものがあった。
彼も、わたしからのメッセージを受け取った瞬間に、俺はこの女を抱くだろう、と、ピンと来たそうだ。
きっと、彼の性的妄想の独特な世界観をわたしが理解し、その世界で一緒に溺れる事を望んだから…
そして彼も、わたしがそう考えている事を見抜いたからだと思う。

ホテルの部屋に入った瞬間、服を脱ぐ様に命令された。
素直に従うわたし。
何の不安も無かった。
彼の事を、何故か全面的に信じていた。

結果的には、彼がわたしに挿れ、それによって快楽を得る事は無かった。
強い咳止めを服用していた彼は、勃起力を失っていたからだ。

それでも長い時間、互いの身体に手を這わせ、舐め合い、腰を動かして抱き合った。
わたしは、数え切れぬ程、何度も達した。
獣の様に声を上げた。

  しのぶの喘ぎ声はいい
  もっと啼かせてやろうって気になる


と、彼は言った。

セックスを目的として逢ったのに
あんなに彼に貫かれる事を望んでいたのに
そしてそれは叶わなかったのに
わたしは深い快感を得、解放感を得ていた。
それはとても不思議な、満ち足りた感覚だった。

彼が甚振る乳首が、とても痛かった。

  勃ち過ぎなんじゃないか
  ペニスでもそういう事がある


と、彼が言ったが、わたしは、噛まれたり摘まれたりしている所為だと思っていた。
今日、乳首は全然痛まない。
外傷性の痛みなら、今日も残っている筈だ。
勃ち過ぎて痛い、というのが正解だったのだろう。
そんな事があるのを、初めて知った。
乳房を愛撫される事で、こんなに感じたのも初めてだった。



一般的なセックスフレンドというのがどういうものか、わたしは知らない。
けれども何となく、彼とは、身体以外の部分で深い繋がりを持ってしまった様に思う。
これがいいのか悪いのか、今のわたしには判らない。

判っているのは、わたしはこれからも
彼が求めればどんな事をされてもそれを悦び
それを快楽と感じ、抱かれ続けるだろう
という事だけ…


わたしは、何?

2008/01/10(木) 02:10:11
何故、blogタイトルが「M女(?)」となっているのか。

それは、わたし自身にも、自分がどういう性癖を持っているのか、まだ理解出来ていないからだ。

ただ、Sっ気のある男友達に、メッセで際どい言葉を投げかけられ、自分の中には、男性にそういう言葉を浴びせられたいという願望があった事に、気付いただけ。
そして、セックスレスとなっても夫以外必要ない、と無理やり思い込んでいたという事実を、認めなくてはならなくなっただけ。


仕事の都合で別居し、双方が仕事に夢中で、相手の事を放置し続けた結果のセックスレスだった。
会おうとしても予定が合わず、気持ちはともかく、身体はどんどんすれ違っていった。
自分の中の性欲を持て余す事もあったけれど、わたしはそれから目を背け、その部分では貞淑な妻であると思い込もうとしていた。


けれどもそれは、わたしという人間を歪ませていただけだった。
「男性に、徹底的に支配されたい」という欲求から目を背けることは、わたしにとって、自分が女であることを否定することと同義に近かったのだ。
Sさんによって女の部分を目覚めさせられ、同時に被支配欲の強さを自覚したわたしは、性的に支配してくれる男性を欲する様になった…。



これはもしかしたら、わたしがマゾヒストなのではなく、単に男に飢えていた淫乱女なだけだったのかも知れない。