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7回目の逢瀬...3

2008/03/07(金) 07:56:17
逝って、逝って、逝き続け…朦朧としてしまう。

  ちょっと休憩するか。

彼が笑いながら、ミネラルウォーターを飲ませてくれる。
ソファに移動して、テレビをつけた。
暫くベッドの上でぼんやりしていたわたしも、のろのろ起きて、彼の隣へ座る。
おやつを食べたり、テレビを見ながらあれこれ喋ったり…。
これも、わたしの大好きな時間だ。

  こうして喋ってると、お前って
  男友達と喋ってる様な気楽さがあるな。


これは、良く言われる言葉だ。
職場の人も、友人も、そして夫ですら…わたしの事を「男っぽい」とか「思考が男だ」などと言う。
彼らは、本当のわたしがどんなに淫らな牝なのかを、全く知らない…。

ひとしきり休憩した後、彼がテレビを消した。
わたしを使う気になったのだ。
道具鞄の中から赤い綿ロープを取り出す。

  ベッドへ行け。

後ろ手に縛られて、仰向けにされた。
足も、ベッドのヘッド部に開いた状態で縛り付けられる。
さらにアイマスクを付けられた。
あと道具鞄に入っているのは…バイブとバラ鞭…。
ビュンッと空を切る音がして、彼がバラ鞭を手にした事を知る。

 ビュンッ
 ビュンッ

音がする度、わたしはビクッと身体を硬直させる。
予測出来る痛みに備えての、緊張と、弛緩。
彼は、その間隙を突いて、わたしが弛緩した瞬間に鞭を振り下ろす。
バシッという激しい音と、わたしの悲鳴。
わたしのお尻や背中は叩かない。
乳房を叩くのが好きなのだ。

わたしを産んだ人物は、竹の布団叩きでわたしのお尻を叩くのが好きだった。
彼女の意に沿わぬことをすると、渾身の力で、息が出来なくなる程の打擲を受けたものだ。
わたしの生殺与奪権を握っていると思い込んでいるその人物に叩かれる度、わたしは、激しい屈辱と恐怖と、生命の危機を感じていた。

それなのに今、わたしは望んで打擲され、股間をぐっしょり濡らしている。
打つのが彼なら、日常的に露出する部分を打つ事はないという安心感があるとは言え、わたしの心と身体は、一体どうなっているのだろう…?
そして何故、この安心感を『彼はわたしの命を奪わない』というところには、感じないのだろう…?

乳房を鞭打たれ、ヴァギナにはバイブを突っ込まれる。
わたしは仰け反り、跳ね上がり、悲鳴を上げる。
彼の呼吸も荒くなっていく。
鞭打つ力が、どんどん強くなる。
わたしは心の中で叫んでいる。
もっと…もっと…皮膚が破れて、血が流れるまで、打って欲しい…

どのくらいの時間、打たれていたのか判らない。
彼が縛めを解いて、口移しで水を飲ませてくれた時、その時間が終わった事を知る。
アイマスクを外されると、目の前には彼の穏やかな顔がある。

  大丈夫か?

  …うん。

  気持ちよかった…

わたしをバスタオルで包み、汗を拭いながら、優しくキスをしてくれる。

  途中でお前が壊れたと思った…

わたしは一体、どんな状態になっていたのだろう…?
わたしを責め続ける彼と、それに悶えるわたしを、客観的に観てみたい…。
そういう願望が、募ってくる。

再び休憩に入る彼の横に行く前に、わたしはミニドレスを身に着けた。
打たれた痕に、レースが擦れて痛む。

  擦れてピリピリする…

  え。大丈夫か?
  これでも乳首は避けたつもりなんだがな。


  大丈夫だよ…

頷きながらわたしは、痕が出来て痛むまで打たれた悦びを、噛み締めていた…。