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無題

2008/06/23(月) 11:12:32
  それで?
  お前は向こうの言いなりか?
  何故、自分で専門家に相談しない?
  かっこわるい。



彼から…言葉の平手打ち。




2008/06/23(月) 17:51:22
かつてわたしは、牙を持っていた。

心の奥底に隠し持ち、
必要とあらば躊躇なく牙を揮い、
わたしが守らなくてはならない人を守る為、
敵を容赦なく血祭りに上げてきた。

しかしその牙は、元夫とその取り巻きによって
へし折られた。
その時元夫から浴びせられた言葉は、
わたしの心の傷を抉って曝け出し、
わたしの腰椎を打ち砕く程の威力があった。
わたしは倒れ臥し、動けなくなった。

最近ようやく腰骨が回復し、
そろりそろりと歩き出したわたしに、
元夫が更なる追い討ちをかけてくる。
心の傷だけがいつまでも塞がらず、
ダラダラと血を流し続ける。

これは、罰だ。
罰なのだ。
だから耐えねば。
耐えねばならない。

そう思っていた。


  本能に従え。
  内なる声のままに動け。


彼からのメール。

  考えて答えが出るものなんざ偽者だ。
  本能だ。
  本能の声を聞け。


わたしはいつも、考えて考えて、考え抜いて答えを出す。
本能の声を、ただのエゴだと断じて、捻じ伏せて封じ込める。

わたしの本能は、叫んでいる。
彼の傍で、生きていきたい。
彼の傍で。
彼の傍で。
その為には…

心の奥底に、再び牙が生えているのを感じる。

けれども…

  本能に従えば…わたしは
  凄まじく凶暴で冷酷になります。
  それが…怖い。


わたしの牙は、破壊力がある。
それをわたしは、よく知っている。
自分のことだけを守る為に、
この牙を行使したことは、
まだ無い。
そうする自分の姿は、
母親に瓜二つなのに違いない。
そう思うからだ。

  ありのままが凶暴で冷酷、
  いいじゃないか。
  生まれ変われ。
  新しいお前になるんだ。


新しい、わたし。
自分の為だけに、牙を剥いて闘う、わたし…。