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突かれ続けて

2008/04/17(木) 01:20:22
  お前を1万回突きたい。

彼の、口癖だ。

突いて、突いて、突きまくることで、逝って、逝って、逝きまくって壊れたわたしがどんな姿を見せるのか、何を口走るのか、それを知りたいと言う。


そんな彼とのセックスは、わたしにとっては凄まじい拷問となる。
逝っても逝っても、彼の抽送は止まらない。
荒々しく激しく突き立てられる。
ゆっくりゆっくり削るように突き入れられる。
体位を変えられ、リズムを変えられ、一番敏感な部分を、隈なく刺激され続ける。
せめて彼が逝ってくれるようにと、わたしも必死で彼の動きに合わせるが、彼は逝かない。
歯をギリギリと食いしばりながら、押し寄せる波を乗り越えてしまう。

  俺が逝くと、『俺の役目は終わった…』という気分になる。
  それが何か、好きじゃない。


そう言う彼は、いつも逝かずに耐え続け、逢瀬の最後の交わりでようやくわたしの中に放出し、一滴残らず注ぎ込む…。


けれどもこの日、彼は、お昼頃にはわたしの中に、たっぷりと放っていた。
わたしは、意外に早く玩具としての役目を果たせたことにまずは安心し、その後に残った時間を思って、ぞっとした。
一度逝った後の男性が、再度臨戦態勢になった時、その持続時間は驚異的に延びる…それを、経験的に知っているからだ。


案の定…それからは、殆ど拷問と言っても良い状況となった。
彼のペニスを口に含むと、そこはたちまち漲り始める。
既に一度逝っていることなど、忘れているかの様だ。
わたしの身体も、付き合いが良い。
潤いは、止まらない。
彼の猛りに呼応するかの様に、溢れ続ける。

  俺が動くのをやめると、
  お前は、ほっとしたような顔をする。
  その後、俺がまた突き始めると、
  困った様な表情になって、
  そのうちそれが悦びの表情になる。
  あの、なんとも複雑な表情の変化が、いい。


彼は、そう言う。
わたしの方は、途中で記憶が飛んでいることも珍しくないほど、逝かされ続けて朦朧としている。
その状態で、そんな変化を見せていたとは、知らなかった。
わたしが覚えているのは、流れ落ちる彼の汗の塩辛さと、いつまでも続くじゅぶじゅぶという厭らしい音と、真っ直ぐにわたしを見据える彼の瞳の、強い光だけ。
気持ちいいのか苦しいのか、途中で判らなくなる。
喘ぎ声を上げる力も、失われる。
身体が弛緩する。
すると彼が、体位や突く角度を変える。
湿った音が、一段と湿り気を帯びる。
わたしの身体は、反応する。
びくびくと痙攣する。
感じる。
悦ぶ。

  俺はともかく、お前も大概タフだよな。
  ここまで俺に付き合える女は居なかったぞ。


彼が、笑った。