2ntブログ

スポンサーサイト

--/--/--(--) --:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

愛撫

2008/07/04(金) 23:55:21
わたしのローブの前をはだけさせ、彼の手が直接肌の上を滑る。

  どうやら規則正しく
  生活している様だな。
  ちゃんと運動もしている。


  判るの…?

  判るさ。
  肌の状態がいい。
  すべすべだ…。


手触りを楽しむかの様に、両手でわたしの上半身を撫で回し続ける。
深い呼吸を繰り返し、うっとりと身を任せる。
わたしが、猫ならいいのに。
そうすれば今、どんなに気持ちよくて満ち足りた気分でいるのか、喉を鳴らして表現することが出来るのに…。

いきなり、乳房にむしゃぶりつかれた。

  はっ…あ…っあ…

声が、漏れる。
彼の舌が、乳首を転がす。
もう片方の乳房は、優しく捏ね回されている。
わたしの身体の奥深くで熾火となっていた官能が、一気に燃え上がった。
彼の頭を抱きかかえ、背中を波打たせて、彼の愛撫に翻弄される…。

彼が、乳房から唇を離した。
わたしは身体をずらし、彼のジーンズのジッパーを手探りする。
彼の命令なしに、自発的に求めたのは初めてかも知れない。
目で彼に哀願すると、彼は少し微笑み、腰を浮かせてわたしに協力してくれた。

露出させた彼のペニスは、既に硬く猛り勃っていた。
そうっと咥え、手と唇を使って扱く。
もう口の中におさまり切らない。
もっと奥まで、息が詰まるまで、えずきに襲われるまで飲み込みたかった。
けれども今日は、食事をしてしまっている。
未消化の吐瀉物など、彼は見たくないだろう。
軽く喉に詰まる処までで、我慢した。

  ああ…気持ちいい…

彼の呻きは、わたしをも高める。
もうすぐ、これがわたしの中に入ってくる。
これが、わたしに突き入れられ、わたしのヴァギナを、子宮を、そして脳までをも掻き回す…。
早く、欲しかった。
フェラチオの合い間に彼の目を見上げ、まだ?と問いかける。
もう充分に張りつめている。
硬く硬く、熱くなっている。
このまま、口の中に放出されても嬉しいけれど、でも今日は、挿れて、突いて欲しい…。
そんなわたしを彼は、少し陶然とした目つきで見つめている。
相変わらずその表情は、とても優しくて暖かい。

髪を掴まれ、軽く引っ張られた。

  ベッドに行け。

低く囁かれる。
やっと、待ち望んでいた時間が訪れる…。
期待に軽く震えながら、ベッドに上った。
ベッドのへりで四つんばいの姿勢になったわたしの腰に彼が手を当て、そのままで待つ様にと、指の小さな動きだけで指示を出した。
お尻を高く突き出して彼を待ちながらわたしは、先ほど髪を掴んだ彼の手つきが、今までの様な無造作な、まるで野菜か何かを動かす様な動作ではなかった事を、思い出していた…。