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ダイエットの副産物

2009/03/20(金) 21:12:23
ゆっくり、ゆっくりと、彼の抽送が続く。
凶悪な程の硬さと熱さが、わたしの中をゴリゴリと削る。
わたしの身体は、わたしの制御下から完全に逸脱し、痙攣と、緊張と、弛緩を繰り返す。

  絡む…。

彼が、小さく呟いた。

  え…?

  運動している効果だろう。
  締まりが良くなって、
  俺のチンポに絡み付いてくる…。


ダイエットに、そんな付加価値があるとは知らなかった。
運動しているとは言え、今はまだ、しないよりはマシ、程度の運動しか出来ていない。
本格的に身体を動かす様にして、もっと筋肉をつけたなら、彼にどれほど悦んで貰えるだろうか。

彼が、抽送を止め、大きく息をつく。

  逝っちまいそうだ…。

  逝って。
  たくさん頂戴…。


前に彼がわたしの中に出したのは、いつだったか…。
ちょっと思案しただけでは思い出せぬほど、前の事だ。

彼は、逝くのは好きじゃないと言うけれど、わたしは、中で逝かれるのが好きだ。
ヴァギナに意識を集中して、ペニスが迸らせながら、ドクン、ドクン、と脈打つのを感じるのが、大好きだ。
思えば、元々中に出されるのが好きだから、彼の玩具になると決めた時、躊躇いもせず避妊リングを入れたのかも知れない。

けれども、彼は、すぐに抽送を再開し始めた。
その表情から、逝く気は無い事と、既に波を乗り越えてしまった事が窺われ、わたしは少しがっかりする。
微かな落胆はすぐに、彼からもたらされる快楽に押し流され、わたしは再び、彼の鉱物的な瞳の色を浴びながら、身悶える。

彼が、唇を重ねてくる。
愛ゆえの行為ではないだろう。
単に、わたしの口を塞ぎ、漏れ出る喘ぎ声を封じようとしているに過ぎないだろう。
それでも、彼に貫かれながら受ける口づけは、わたしの意識を益々白濁させ、更なる昂ぶりにわたしを導く。

彼が、大きく体勢を変えた。
その途端、未知の感覚が、わたしの身体を縦に引き裂いた。
わたしは、目を見開いた。
喉が、引き攣った。