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点検の時

2009/03/10(火) 22:50:48
  お前、本当に痩せたな。

わたしの服を脱がせ、身体のあちこちを撫でさすりながら、嬉しそうに、彼が言う。

けれど、体重だけから言うと、彼に出逢った頃より少し軽いという程度だ。

  ああ…そのくらいかな。
  だが、乳の形は、あの頃よりもいいぞ。


言いながら乳房を握り締め、揉みしだき、食らい付いて乳首を舌で転がす。
思わずのけぞったわたしの口から、甘い喘ぎ声が漏れる。
歯を立てられて、小さく悲鳴を上げる。

  そう言えば、俺の隣な。
  先週、引っ越してったんだ。


彼の部屋は、角部屋だ。

  え、それじゃ…

  ああ、ちょっとくらい声を出しても
  大丈夫だろう。


言いながら彼は、ベッドに寝転がって、下半身を露出する。
続いてベッドに上がり、彼の股間に蹲るわたしは、もう既に全裸だ。
彼のペニスを口に含み、唇をすぼめて吸い上げ、チュポッと音をさせて口から抜く。
もう一度根元まで咥え込み、繰り返す。
たちまちのうちに、彼のペニスが熱を持ち、膨張していく。
陰嚢の下からペニスの先端まで、柔らかいソフトクリームを味わう様に舌を這わせ、先端部で下を尖らせ、チロチロと蛇の様に動かす。
もう一度根元まで口に含み、しゃぶり上げる。
繰り返す度に、わたしの喉の奥の圧迫感が、増していく。
それでもわたしは、何とか彼を根元まで飲み込もうとする。
噎せ返り、口の中に粘り気のある唾液が満ちる。
頭を動かす速度を、少しずつ上げていく。
根元を握った指に、ペニスを伝って滴り落ちた唾液が絡み、潤滑油の役割を果たす。
八重歯を抜いたわたしの意識は、もう余計な事に煩わされない。
唇と舌と指で、思う存分彼を扱き、愛撫する事に専念できる。
それがとても嬉しくて、わたしは夢中でフェラチオに没頭する。
そうしながら、彼のペニスはここまで硬かっただろうか…と、ちょっと目を瞠る。
少なくとも、ここ久しくこんな状態になった事は、ないのではないか…。

彼がわたしの髪を掴み、起き上がる。
そのまま無造作に後ろに突き飛ばされるから、わたしは仰向けになり、足を広げて彼を待つ。
彼がのしかかって来て、ヴァギナに先端が挿れられる。

  今日は、じっくり責めてやる…

低く濁った声で、彼が囁く。
その言葉通り、ゆっくり、ゆっくり、ペニスが前進する。
ヴァギナに、めり込んでくる。

  あ…あ…ぁ…

わたしの声が、どんどん高くか細くなっていく。
背中に力が入り、ビクビクと震えてしまう。
やっと彼のペニスが全てわたしの中に挿れられ、ぐいっと彼が腰を押し付けた時、わたしは、溜め息の様な悲鳴と共に、絶頂に達していた…。