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2009/12/29(火) 07:34:47
こうして、一連の流れは、このブログの一番最初の記事へと、結びついてゆく。
最初の方の記事を自分で読み返してみると、わたしはまだまだ、Sに気持ちが残っている様子だ。
けれどもそれも、今にして思えば、Sを憎みたくない…という一心で、己に一生懸命、言い聞かせていたのもあるだろうと思う。
そして、現在。
彼との付き合いは、もうすぐ2年になろうとしている。
わたしは、自分の住む場所がどうなるか判らず、仕事も辞めて、失業者として暮らしている。
けれども何故か、心の中には、光が満ち溢れている。
自分が、どういう風に生きていきたいか、それを見付ける事が出来たからだと思う。
職を失って暫くしてから、彼が、わたしに訊ねた。
わたしの家で、対戦ゲームをして遊んでいる最中だった。
お前、今でも死にたい、とか
考える事あるのか?
ん…?
そう言えば、最近はあんまりないかな…。
たまーに、ふと考える事もあるけどね。
そうか。
もしもお前、自殺するなら、
今から言う事は、必ず守って貰う。
…なに?
まず、携帯からもPCからも、
俺に関するデータを完全に消去する事。
俺んとこに警察が来たりとか、
そういうのは迷惑だ。
…ん、わかった。
それから、これが一番大事なんだが。
うん。
PS3を、俺んとこに持って来ておく事!
わたしは、一瞬絶句した後、爆笑した。
少し離れた場所で寝ていた犬が飛び起き、尻尾をブンブンと振りまくりながら、彼とわたしの間にドカンと割り込んで来た。
こいつは、わたしたちが笑っていると、自分もとても楽しい気分になる様で、こうして無理やり参加しようとするのだ。
お陰で、並んで床に座っていたわたしたちは、軽く吹っ飛ばされて転がる。
だって死ぬんならもうゲーム要らねえだろうが!
俺が、お前の分も、たっぷりと
楽しんでやるからよ!
彼が、体勢を立て直しながら、言う。
わたしは、犬に顔面をベロベロ舐められながら、笑い続ける。
そして、答えた。
うん、わかった。
ソフトも忘れずに、一緒に持って行くね!
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