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言葉で…

2008/02/21(木) 20:15:37
  さて、聞かせてもらおうか。
  まずは出会いからだ。


久しぶりにメッセでSさんに会った時、そう言われた。

  本気だったの?

  当たり前だろう。
  さあ、話せ。


面識のある人とメッセで会話すると、その人の声、口調、表情が、鮮明に思い浮かべられる。
そうなると益々わたしは、Sさんに逆らう事が出来ない…。

彼と出逢った経緯を、簡単に説明する。

  なるほど。
  それで、イッたか?


  え…

  答えろ。イッたのか?

  …イきました。

何故わたしは、馬鹿正直に答えているのだろう…。
そんな疑問が胸を過ぎる。

  何回イッたんだ?

  そんなの…数えてないよ。

  つまり数え切れないほどイッたんだな?w

  …そういう事かも…。

  どういう風にされて、イッたんだ?

  そ…そんな事まで言うの?

  言いたくないなら別にいいが。

突き放されると、縋り付きたくなってしまう。

  そんな程度でお前はイクのか。チョロイなw

頭の中が、ぐちゃぐちゃになる。
Sさんが相手なら、もっと凄い事になるのだろうか…。
淫らな妄想が、とまらなくなる。
キーボードを打つ手が、震えている。

  Sさんに、会いたいよ…。

  そうか。残念だな。俺にはまだその気はない。
  もう暫くは彼とやっておけ。


身体は、彼の与えてくれた快楽を覚えている。
けれども言葉を交わすと、Sさんに惹かれている自分が、抑制できなくなっていく。
心が、軋む。
会う気が無いのなら、何故、わたしの妄想を助長させる様なことを言うのだろう…?
Sさんが、わからない。

  どうしてこんな事するの?

  俺にこうやって報告するのは、M心が疼くだろう?
  感じてるだろう?




全身が…ぞくぞくした。


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