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扉の向こう...(2)

2008/06/11(水) 00:55:17
つい先日の事。
いつもの様に、彼に突き上げられ続けていた時…今までとは全く違う感覚が、襲い掛かって来た。
身体の奥深い処から、とても激しくて熱くて勢いのあるものが爆発的に漲って、わたしを粉々に破裂させてしまいそうな…そんな感覚だった。
今までの達し方とは、全く質の違う逝き方をしそう…そう思った。

目の前に、扉が見えた。
扉は、向こう側からの凄まじい圧力に負けて、歪んでいた。
わたしが取っ手に手をかけたら、もの凄い勢いで開いた扉は、わたしをその中に引きずり込んでしまいそうだった。
そしておそらく、二度と戻っては来られない…。
今以上に…彼でなくては駄目な自分になってしまう。
彼だけを…まるで産まれてから一度も満腹になった事の無い子どもの様に、貪欲に貪欲に求める様になってしまう…。
そういう確信が、あった。

  やめて…お願い、やめて。

懇願したが、勿論聞き入れられる筈も無い。
扉から目を逸らす様に…彼から与えられる感覚を、自分の身体から切り離そうとする。
出来ない。
いや。
その先は、知りたくない。
やめて。
やめて。
お願い、やめて…。


彼が、わたしの中に放出した。
微かに呻きながら、長い時間をかけて、ドクンドクンと注ぎ込む。
今にも開きそうになっていた扉は、遠ざかっていった。
わたしは安堵し、彼の体重を受け止める…。


抱き合って寛いでいた時、彼が言った。

  お前が『やめて』って言った時、
  今までの言い方とは違っていたから、
  本当にやめた方がいいだろうかと一瞬思った。


  ああ…あの時ね…。

わたしは、見えたものの話をした。

  そんな事になってたか…。
  あの時、お前の膣内は
  とても活発に動いていた。
  チンポを、奥へ奥へと吸い込む様な…。
  お前が逝きっぱなしの時、よくそうなる。
  凄い気持ち良さだぞ。


自分の中がそんな事になっていたとは…。
あの葛藤の時で逝きっぱなしの状態だったとすれば、扉を開けていたら、わたしはどうなっていたのだろう…?
知りたい…と思うより先に、やはり恐怖心が先に立つ。

  次にその扉を見たら、必ず開けろ。
  お前が一体どうなるのか、見たい。


彼は、いつもの様に、興味で瞳を煌かせている。
わたしは、素直に了承することが、出来なかった…。




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